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スーパーフィシャル・バックライン

2020.05.08

こんにちは!パーソナルトレーナーの藤岡 直也です。本日はトレーナー業むけに配信しております。赤ちゃんはなぜハイハイをするのか?どこの筋肉が発達したら立ち上がるのか?

一般勉強していきましょう!

 

スーパーフィシャル・バックライン(SBL)は、身体の後面にある大きな筋膜の連続です。

【走行】
前頭骨から伸びたスーパーフィシャル・バックラインは、帽状腱膜⇔後頭骨稜⇔脊柱起立筋⇔仙骨⇔仙結節靱帯を通って、ハムストリングス⇔下腿三頭筋⇔足趾底面まで達します。
足底から膝、膝から眉までの2部に分かれますが、膝伸展位では1つのラインとしてつながります。

キャプチャ

【機能】
1. 立位姿勢の保持
膝屈曲位よりも膝伸展位でより活動が高まるため、主に立位で活動します。
身体を上に引き上げ、前かがみになりがちな姿勢を正して、SFLが前方へ引っ張る力と前後のバランスをとっています。
部分的でも短縮があると、圧痛がでたり、体幹の前方への動きが困難になったりします。
抗重力筋が集まるラインなので遅筋線維が中心となり、立位を可能とします。
赤ちゃんはこのラインが未発達のために立つことができません。

2. 運動機能
脊椎及び股関節の伸展、膝関節の屈曲をします。

3. 湾曲のバランス
誕生時は脊柱全体が後湾し、赤ちゃんが動き出すと伴に頚椎、腰椎が前湾しS字状のカーブを描くようになります。これを生理的湾曲(Physiological curvature)といい、直立二足歩行時にバランスをとるために必要です。
生理的湾曲には、周囲の骨の形状による後湾の1次湾曲(Primary curve)と、出生後に形成される筋による前湾の二次湾曲(Secondary curve)があります。SBLが、この二つの湾曲に影響を与えています。
出生時には、産道の急カーブを通り抜けるために頭を持ち上げるため、頚椎が一時的に反ります(前湾)が、生後3・4か月頃には仰臥位でも頭が後ろに落ちない「首が据わった」状態となり、頚椎の前弯が安定し、まっすぐ座れるようになれば、頚椎の前湾の完成です。ハイハイなどの動作や姿勢の発達にともない3才頃から反り始め10歳過ぎに、腰椎の前湾が完成します。

椎体は下方変位する傾向にあるため施術的には上方に操作するようなテクニックとなります。

(1)一次湾曲
一次湾曲とは、胎児の時から元々ある骨による、後方への凸(後弯)のことです。一次湾曲には、頭部(頭頂骨+後頭部)、背部(胸椎)、臀部(仙椎+尾椎)、踵(踵骨)の4つがあります。

(2)二次湾曲
周囲の筋肉により、前方に凸(前弯)がより維持されます。
二次湾曲には、後頚部(頚椎)、腰部(腰椎)、足底(足弓)の3つがあります。

4. 目と後頭下筋と脊柱起立筋の関係
円背で脊柱起立筋が引っ張られると、その張力が頭部を通じて前頭筋付着部を釣り上げます。結果として目の周囲に重だるさなどが起こります。
また、眼精疲労により後頭下筋への影響があり、後頭下筋からSBL全体に影響を与えます。

【トレーニング】
SFLよりも密度の高い筋膜ラインで、遅筋線維が多くなっているため、比較的ゆっくりした動きやアイソメトリクスも有効です。
1.バックアーチ
伏臥位での両側パターンのSBLのボディーウエート・トレーニングです。

2.ショルダーブリッジ
仰臥位での両側パターンのSBLのボディーウエート・トレーニングです。

3.ワンサイド・ハンド&ニー
伏臥位での片側パターンのSBLのボディーウエート・トレーニングです。

4.ヒップリフト
仰臥位での両側2ラインパターンのSBLのボディーウエート・トレーニングです。

【セルフストレッチ】
1.ダウンドッグ
2.プローン・オン・ザ・ボール
3.SLRフレクション

【トリートメント】
SBLに緊張が起こると、背中の湾曲やアライメントが崩れ、首・腰・膝などに負担をかかり、頭痛や首肩こり・腰痛・膝痛の原因となります。
1.スーパーフィシャル・バックライン・クラドラプルプレス
2.BKLR・プッシュ&ストレッチ

解剖学、生理学に基づき
科学的根拠のある指導、施術